Smilink株式会社代表 小原愛美さん【独占インタビュー】

高校2年時の約一年間の留学をきっかけに起業を志した小原さん。夢に向かって行動できる環境をつくるために活動する小原さんに、起業するときに苦労したことや将来のビジョンをお聞きしました。

小原 愛美
Smilink株式会社代表取締役。「挑戦しやすい社会をつくる」をミッションに、挑戦する若者を応援する『学生夢応援マガジン』の発行などを通して教育サポート事業を展開している。起業支援、中小企業の経営サポートができるコンサルタントを目指し勉強中。


Q. 起業を志したきっかけは何でしょうか?

高校生の頃にニュージーランドに約一年間留学したときに、現地の学生さんたちと一緒にプロジェクトを立ち上げる機会がありました。そこで、ニュージランドでは「ゴミを分別する」という慣習がないことから、ゴミ分別を通して環境に対する意識を変えてもらうためのプロジェクトチームをつくったんです。

そのプロジェクトを始めるとき、現地の学生や大人の方々が全面的に協力してくれたことに感銘を受けました。特に、学生があらゆることに興味をもって、ビジョンを実現させてゆく姿は、ずっと日本で過ごしてきたわたしにとっては大きなカルチャーショックでした。

その経験から、「日本に帰ったら“やりたいことがある人”の応援ができる環境をつくりたい」という想いが芽生えたのが起業のきっかけでした。

ニュージーランドで立ち上げた「ゴミ分別」プロジェクトチーム

Q. 帰国後、どのような行動を起こしましたか?

高校2年生の12月に帰国し、早速先生に話してみたのですが、高校生が起業すること自体が先生にとって珍しいことだったため、「具体的に何がやりたいのか」「高校に通いながら起業するのは難しいんじゃないか」という否定的な意見が多かったように思います。また、高校に「ゼミ活動」があり、家に帰るのが遅くなったりしたりして、なかなか起業に踏み込めなかった状況でした。


Q. どのようにして起業することになったのでしょうか?

忙しくはあったものの、アイデアを具体的にするためにFacebookのイベントやセミナーなどに参加し、とにかくたくさんの人の話を直接聞きに行きました。

わたしは、「高校生であること」は一つのブランドだと思っています。色んな分野のプロフェッショナルの方々が、警戒心なく相談にのってくれるからです(笑)

その中で出会った法人登記のプロである司法書士(会社を公的に登録するための手続き)の方にお話を聞くことができ、ニュージーランドから帰国してから約半年後、無事に起業することができました。


Q. 起業する際に不安はありませんでしたか?

どんなときでも、わたしの背中を押してくれたのはお母さんの存在でした。わたしの思いついたアイデアを決して否定せず、思い悩んだときには、いつも寄り添ってくれ、アドバイスをしてくれます。

将来に悩んだときは、「大丈夫。パイロットとアイドル以外にはなれるから」というアドバイスをもらいました(笑)
決して深刻になることはなく、自分のことを親身になって支えてくれる、とても心強い存在です。


Q. Smilink株式会社のミッションはどのようなものでしょうか?

「挑戦しやすい社会・環境」を創ることです。これは、留学で経験したことからずっと変わらない想いです。

例えば、海外の学生は中学生のことから自分で好きな授業を選ぶ機会があったりします。「自分の好きなことはなんだろう」「将来何がしたいのだろう」と考え、行動することは、自分の人生に大きな影響を与えると考えています。

日本では、授業やバイト、部活に時間を注ぐ学生がほとんどで、自分のキャリアについて深く考える機会やコミュニティはそう多くありません。そんな人たちに、少しでも「仕事」について、「人生」について考える環境を提供することがわたしたちの使命です。

2019年2月下旬に全国へ一万部発行された学生フリーマガジン『学生夢応援マガジン』

Q. Smilink株式会社では、どのような人たちがお客様になるのでしょうか?

今は、学生と企業がメインのお客様です。留学したときの経験が原点となっているのですが、一人の活動だけでは成し遂げることができないことが、仲間がいることで実現したりします。

絵を描く人と、文章を書く人が力を合わせることで絵本ができるように、学生と企業、学生同士がわたしたちのサービスを通してつながることで、お互いの良いところが活かされ、新しい価値が生まれると考えています。


Q. 今後の計画があれば教えてください。

わたしは、将来はお客様にもっと寄り添った形でサービスを提供できるコンサルタントになりたいと思っています。そのために、今の事業と並行して中小企業診断士の勉強をしています。現在やっている事業の経験を活かした「起業の支援」や、中小企業を相手にした「コンサルティング」を仕事にしたいです。


Q. 起業を目指す中高生へ伝えたいことはありますか?

「失敗したらどうしよう」という不安や「周りの目線が気になる」と躊躇してしまう気持ちは、過去のわたしを含めて、たくさんの人が抱えているものだと思います。

でも、失敗しても、成功しても、その経験は必ず自分を成長させてくれると信じています。「失敗したら考えて次に生かせばいい!」という気持ちで一歩を踏み出してほしいなと思います。


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