「事業計画」とは【高校生のための起業の基礎知識】

今回のテーマは、「事業計画」です。

この記事では、「事業計画」という言葉の意味や、「事業計画」を立てることのメリットを理解し、あなた自身が「事業計画を作ってみよう!」と思えることを目指します。

事業計画とは?なぜ必要なの?

「事業計画」とは、「自分たちが実現したいことを見える化し、目の前の人に協力者になってもらうためのツール」です。

あなたの頭の中にある、現状の課題や解決策、それに向けた行動計画は、目に見えません。事業計画書として表現し、見えるようにすることで、事業の魅力や「どのくらい実現しそうなのか?」が伝わりやすくなると同時に、あなた自身も事業を進めていきやすくなります。

事業計画書は、起業における「協力者を集める」「成功確率を高める」ためのツールといえるのです。

「事業」と「計画」に分解してみよう

どんな言葉も、分解してみることで簡単になります。そもそも、「事業」とは?「計画」とは?

それぞれの言葉の定義について辞典で確認してみると、下記の通りです。(出典:『広辞苑第七版』)

事業社会的に大きな仕事。また、一定の目的と計画とに基づいて経営する経済的活動
計画物事を行うに当たって、方法・手順などを考え企てること

それぞれの意味から考えても、「事業」つまり「社会的に大きな仕事」である時点で既に、「一定の目的と計画」が重要であることがわかります。

限られた時間(資源)を有効に使う

想像してみてください。

あなたが定期テストに向けて勉強をしているときに、間違えて「今回のテスト範囲外」を一生懸命、頑張っていたことに気付いたら…、どう感じるでしょうか。

もちろん、全くの無駄になるかどうかはわかりません。しかし、限られた時間を使い、「今回の定期テストで高い点数をとる」なら、まずは今回のテスト範囲を優先的に、勉強した方が良かったですよね。こういった出来事を、未然に防いでくれるのが、「計画」です

「事業計画」の影響は大きい!

そして起業に関わる「事業計画」の影響は、テスト勉強に関わる勉強計画よりも広範囲に及びます。

お金や商品への関わりはもちろん、関係者(スタッフ、未来の仕事仲間、サービスを利用する人)など。起業家自身が「事業をどのように展開していくのか?」を考えるための、マップやコンパスの役割を果たすのです。

「会社の事業が本当に成り立つのか?」を客観視したり、現実化させるためにも、とても大切であるといえます。結果的に、事業計画は起業家の事業が成功する確率を高めてくれます。

事業計画を作る3つのメリット

⒈事業を運営するために「何が必要か」が明確になる

実際に事業を運営するためには、必要なアクションがたくさんあります。事業計画によって、これらをどういう順序で、どう進めていけばいいのかを明確にできます。そして、いつ何をやればいいのかがわかりやすくなります。

⒉目の前の人に計画を伝え、必要なサポートを得られる

事業には、多くの人からサポートを得ることが必要です。

そのためにも、あなたのビジョンや目標を説明し、納得してもらうことが大切です。あなたの思いやアイディアに共感してくれる、大切な仲間を集めるためにも、事業計画が鍵になるのです。

⒊事業の運営を開始した後に、軌道修正しやすくする

どれだけ緻密に計画を立てても、実際に運営してみると想定外の出来事が起きるものです。

そんなときには、「どこにより良くするポイントがあるのか」を見いだし、変化することが必要です。計画を通してアクションを明確にしていれば、重要ポイントを見極めやすくなります。

はしごをかけ違えていれば、一段ずつ登るごとに、間違った場所に早く辿り着くだけである
── スティーブン・R・コヴィー(『7つの習慣』著者)

まとめ

今回は「事業計画」について学びました。

実際の経営のためにも、事業計画はとても重要です。実はこの事業計画に関する、「計画を立てて実行し、分析して改善していく能力」が役に立つのは、起業だけではありません。

例えば定期テストに向けた勉強や大学受験、資格取得から生活習慣の改善まで、人生のあらゆることに応用できます。あなたもぜひ、「事業計画」を実際に立ててみてください。

この記事が、起業を目指す皆さまのお役に立つことを願っています。